
事業領域にとらわれず、生活者と事業者の行動・考え方を調査し、社会全体の構造的な変化を明らかにする「よのなか調査」を開始します。
初回調査として全国1万人の生活者を対象に「よのなか調査(生活者編)第1回」を実施。調査の結果が発表されました。
なかなか気になる調査内容ですよね!
よのなか調査とは
「よのなか調査」は、リクルートの事業とは直接関係しない領域も含めたより広い「よのなか」における生活者と事業者の行動・考え方を調査し、社会構造の変化を明らかにすることを目的とした、新しい試みです。
「よのなか調査(生活者編)」は、調査項目が 日常行動、生活様式、考え方など多岐にわたります。
初回として実施した「よのなか調査(生活者編)第1回」から、全体像を例示する調査データを紹介。
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調査結果
調査結果<行動の実態>
- 1年以内に検討もしくは実施したアクションは、「国内旅行」が最も高かった。
10代は「自分の教養のための学習・習い事」、20代は「転職」、30~50代は「長期的に利益を得るための金融投資」、60代は「車の入手」が「国内旅行」の次に高かった。 - 1年以内に検討もしくは実施したアクションの完遂率は、「入籍・結婚」「賃貸の契約」「長期的金融投資」などが7割を超える一方、「起業」や「海外旅行」は約2割にとどまった。
- 情報収集に使うメディアは、「いち早く世の中のできごとや動きを知る」「世の中の動きについて信頼できる情報を得る」「趣味・娯楽に関する情報を得る」のいずれの場合も「テレビ(地上波)」が最も高い。
「趣味・娯楽に関する情報を得るメディア」では、10代と20代は「テレビ(地上波)」ではなく、「SNS」が最も高くなった。 - 情報収集をするときにやるべきだと思っていることは「複数の情報を比較して、真偽を確かめること」、「情報の発信元が信頼できる人・メディアなのかを確認すること」、「集めた情報が古くないかを確認すること」の順に高かった。
- 「よく交流している+ある程度交流している」の割合が高いのは「自分の親」「配偶者」「自分の兄弟姉妹」といった家族。家族以外では、「学生時代や幼少期の友人」が最も高い。
- 交流することの最も多い「自分の親」について、男性×父親は10代を除き「厳格な親子関係」の割合が高く、女性×母親は「友達のような親子関係」が高い。
また、若い年代ほど父母関わらず「友達のような親子関係」が高い傾向がある。
考え方の実態
- 日常の中で「幸福度」を10点満点で評価した場合、平均は6.1点。10点は、10代では1割近くいるが、年を重ねるごとに割合が低くなる傾向。
- 仕事の満足度を10点満点で評価した場合、平均は5.7点。年代別でみると、60代が他の年代に比べて高いが、20~50代はほとんど変わらない。また、仕事の満足度は日常における幸福度と相関関係にある。
- 物事の捉え方・考え方について、それぞれ近い方を選んでもらうと、「楽観志向」と「悲観志向」や、「技術重視」と「人重視」、「仲間重視」と「ひとり重視」で、それぞれ二分する結果となった。
- LGBTQ+の人は、全体で1割を超える。中でも、10代と20代は約2割。
- 出会い・恋愛・結婚に関する考え方について、最も高かったのは「結婚して子どもがいなくてもかまわないと思う」。また、「同棲・事実婚」「同性カップル」「外国人との結婚」など多様なパートナーを認める回答をした割合は、特に女性10代で高い。
- 親子・夫婦・家族に関する考え方について、「家事は夫婦で協力して行うべきである」が最も高く、半数以上が選んだ。
- 子育てに関する考え方について、「子どものしつけは親の責任であると思う」が最も高く6割に達した。
- さまざまなデータをもとにした「おすすめ機能」について、「参考にしたい」「やや参考にしたい」と回答した割合は、「病院・クリニック」「旅行先」が約75%であるが、「交際相手・結婚相手」や「結婚式場」、「美容院・ネイルサロン」などは50%を切っている。
考え方の実態ではLGBTが多いなといった印象です。結婚に関する考え方も、少子化を表していると言えます。結構正直な感じのデータがとれているような気がします。